「自己ベスト出したよ」
と笑顔で帰ってきた長男。
走ることが好きな長男は、中学生になって陸上部へ入部。
入ってすぐの5月の記録会では、撃沈して帰ってきた。
エントリーした3000mでは、他校も含めて参加者の中で1年生はただひとり。それを知ってからは動揺し、不安のまま当日へ。
みんなについて行こうと必死になって走ったけれど、ダントツのどべ。。。
得意の1500mは、3000mを走った30分後で、こちらもビリひとつ前。
帰りの車の中で、眠いといって寝たまま、起きてきても頭をもたげて、顔を上げなかった。
それから1ヶ月後の市総体。
3000mでは、スタートから集団と離れてダントツのどべ。けれど、焦ることなく、ひたすら自分のペースで走り続け、トラック7週の間に、前との距離をじわじわと詰めた。最後は力強くラストスパートをかけて、走りきった。
結果は25人中21位。
走りきった後、大の字になって芝生に寝転ぶ長男は、やりきった感満載！満足の自己ベスト。
1500mでも、ビリからの追い上げ。33人中17位。
1500mでは、校内で学年1位の記録を持つ長男だけれど、陸上の大会ともなれば通用しないんだなぁ、と私はちょっぴりがっかり。
けれど、本人は自己ベストのタイムに満足。「来年は全国へ行けるよ。」とさらっと。
そうだよね。自分の今の最高を出せたことがすごいよね。自分がやれると思ったら、やれるよね。
これから3年間。どんな競技生活を見せてくれるのかなぁ。
周りに振り回されず、自分との闘い。
楽しみにしてるよ♪
