《死を招いた保育》猪熊 弘子
保育中になくなった男の子の両親が求めたのは、「なぜ我が子がなくなったのか」を知りたいということ。けれども、当事者達からも、行政からも、そして味方になるであろう他の保護者達からも、理不尽な対応を受ける。
保育士として働く中で、子どもの命を預かる責任の重さを感じながら、できる限りの注意を払い、子どもの気持ちに寄り添い、日々を過ごしてゆく。
保育が子どものためだけでなく、保護者のためになりつつあり、いろいろなニーズを受け入れ、幅広くサービスを展開してく保育業界。
賃金の低さに、書類の多さ。
保育士として、保護者として、両方の立場から、読みながら、やるせない気持ちになる。
とにかく、子どもの命を守る。