大人にも夏休みを。
子どもは毎年夏休みがあっていいなぁ~。と思いませんか?
毎年1ヵ月の休暇を取り、15年働くと、1年間の休暇を取る国がある。
仕事は、自分の人生を豊かに生きる為にあるといいな。
高い技術があれば、たくさんの時間を費やすことなく、生活ができるのかな。
そんなことを考えることがあって、ある日1冊の本を紹介された。
その本には、私の考えていたことへの答えが書かれていた。
田舎のパン屋が見つけた 「腐る経済」
作:渡邉格
どうしてこんなに働かされ続けるのか?
なぜ給料は上がらないのか?
自分は何になりたいのか?
・・・・・・答えは「腐る経済」にある。
と。
みなさんは「腐る」と聞けば、どんなことを思いつきますか?私は、食べ物が変色して異臭を放つことを思い浮かべます。良いイメージはありません。
ですが、筆者は、「腐る」ことが大切だと言っています。
ということで、以下は本の中からの抜粋です。
自然界では、「菌」の営みによってあらゆるものが土へと還り、「循環」のなかで生きとし生けるもののバランスが保たれている。"腐る"ことが、生命の営みを成り立たせている。
この自然の摂理を、経済活動に当てはめてみるとどうなるだろうか。生を全うする根底に「腐る」ことがあるのだとすると、「腐る経済」は、僕らひとりひとりの暮らしを、穏やかで喜びに満ちたものへと変え、人生を輝かせてくれるのではなかろうか。
渡邉さん夫婦のパン屋、タルマーリーの営業日は週に4日、年に1ヵ月は長期休暇をとっている。
ただ、働く時間を減らしてのんびり生きようと言っているのではない。今以上のパンをつくるために、パンをつくらない時間が必要だと言っている。
人生を豊かに生きるからこそ、個人の技術は磨かれ、生産力は高まる。経済が発展して生産力が高まれば、1日十何時間も働かなくても、社会やくらしをまわしていくことはできると。
最後に、ぜひ、未来への一歩を踏み出してほしいと心から願う。
たゆまず、飽くことなく、自分を磨き続けていくことが、道を切り開いていく。
以上、「腐る経済」より
みなさんも、読んでみて。
未来へ一歩進んでいくかも。